2009年12月15日
いってきた らくご祭り2009
大名古屋らくご祭り2009『六人の会』行ってきました。
今回は日曜日で彼氏さんも一緒に行けました。うれしいな。
出演者は 林家正蔵、春風亭小朝、笑福亭鶴瓶、柳家花緑、立川志の輔、春風亭昇太といった、よくテレビで見られる方々。
出演者の知名度か、落語好きがたくさんいるのか、愛知芸術劇場大ホールで
なんと2500人という、ほんとに大入りだぜ。
我々の席は幸い4階の一列目ど真ん中、超見やすいじゃん!
と思いきや4階から見る舞台は遠いな。そして手すりが高座とピッタリ!
なにそれー。
背筋を伸ばしたり、すごく背中を丸めたりして演者を覗く感じ…。
演目は
林家正蔵 「新聞記事」
春風亭小朝 「ためし酒」
笑福亭鶴瓶 「死神」
~中入り~
柳家花緑 「目黒のさんま」
立川志の輔 「買い物ブギ」
春風亭昇太 「花筏」
でした。
前半、案の定寝てしまったのですけどね。
鶴瓶さんの「死神」、大体の方は死神は男でやられるのですが、なんと女の死神でした。
ろうそくの消し方も色々あるようですが、なるほど、女にしたらこうするか、というサゲでした。
笑って終わる、というよりも、きれいで ちょっと切ないような終わり方でした。
ちょっと意外だー。
くすぐりはいっぱいあってかなり笑いましたが。今まで聴いたのとはだいぶ印象の違う「死神」で、これはこれでアリかな、と思った。
花緑さん、どんなお武家になるかと思ったら、完全にバカ殿でした。
次に出てきた志の輔さんが「志村けんが…」と言うくらい。声高いし…。
私は、世間知らずで、しかし決してわがままではない(考えてみたらこれは面白みがないな)という殿様なのが好きなのだけど、バカ殿はバカ殿で面白かった。
「あっ、カエル嫌い。あっち行けっ」とかかわいくて笑えた。あとで昇太さんがそれのマネしたのも笑えた。
しかし一番うけたのは冷めた鯛の「(なんか若者風に。トーン低め)鯛でーす。つーかぁ、検査とかぁ、超訳わかんねぇ」ってやったのがバカ殿とのギャップが大きすぎて、そしてさんの花緑さんもそういうイメージがないから笑えました。
お目当ての志の輔さん、もうこの人、声から好き。知人には声が嫌い、って言われたけど。人それぞれ。
ドラッグストアに買い物に来たおじさんと店員さんの掛け合いの噺なのですが、六人の中で唯一の新作落語でした。
この人の新作は独特の面白さがあって大好きだ!パターンは割りと同じじゃないかという気もするけれど。
マクラで「落語は(座布団と自分を指して)これだけで済むから、こんなにエコな芸はないでしょう」と言ってました。
『風流らくご問答』という対談の本でも言ってらしたのだけど、
「落語は登場人物の会話だけの世界をこちら側(噺家)が勝手にやっている、
それを聴くほうがイマジネーションを働かせて立体的にする。
演者と観客は関係なさそうで、最も深い関係が要求される芸ですよ」って。
なので始めて聴くという人にも分かりやすいように、入っていけるように、というのを考えて作ってらっしゃるそうですが、確かに舞台が身近で情景を想像しやすいと思う。こういう人いるいる、って入りやすい。
まあ、私は新作か古典かっていったら古典のほうが断然好きなんですけどね。
新作はやる人による。
なぜかトリの(たぶんスポンサーがキクチメガネだから)昇太さんも面白かったです。
まさかの古典だったのにびっくりしましたが。
毒舌で出演者の話ばっかりで終わっても満足したかもしれないくらい面白かった。
最後に志の輔さんに「俺たちの悪口ばっかり言って」とか言われてるし。
座布団の前の角を掴んで揺れてたのがかわいかったです。
おっさんなのに…。
泣きべそもかわいかった。泣きながら「ポキッ」って首をポキって曲げるのが、昇太さんっていう感じでした。
昇太さんは今月9日に50歳になられたそうです。
えー。50には見えん。
最後に客席から「嫁貰えよ!」って声がとんでました。ははは。
全体的に噺ちょっと端折りました、なところが物足りなかったのだけど、六人もいれば仕方ないのかな。前座さんとかいなかったし。
CDばっかり聴いてると長い噺も原型だったりするので、そこは落語会に期待しちゃいけないのかもしれない。
こういう大きな落語会はあまり行かないので私の経験不足ですな。
来年はもっといろんな落語会に行くぞ!
今回は日曜日で彼氏さんも一緒に行けました。うれしいな。
出演者は 林家正蔵、春風亭小朝、笑福亭鶴瓶、柳家花緑、立川志の輔、春風亭昇太といった、よくテレビで見られる方々。
出演者の知名度か、落語好きがたくさんいるのか、愛知芸術劇場大ホールで
なんと2500人という、ほんとに大入りだぜ。
我々の席は幸い4階の一列目ど真ん中、超見やすいじゃん!
と思いきや4階から見る舞台は遠いな。そして手すりが高座とピッタリ!
なにそれー。
背筋を伸ばしたり、すごく背中を丸めたりして演者を覗く感じ…。
演目は
林家正蔵 「新聞記事」
春風亭小朝 「ためし酒」
笑福亭鶴瓶 「死神」
~中入り~
柳家花緑 「目黒のさんま」
立川志の輔 「買い物ブギ」
春風亭昇太 「花筏」
でした。
前半、案の定寝てしまったのですけどね。
鶴瓶さんの「死神」、大体の方は死神は男でやられるのですが、なんと女の死神でした。
ろうそくの消し方も色々あるようですが、なるほど、女にしたらこうするか、というサゲでした。
笑って終わる、というよりも、きれいで ちょっと切ないような終わり方でした。
ちょっと意外だー。
くすぐりはいっぱいあってかなり笑いましたが。今まで聴いたのとはだいぶ印象の違う「死神」で、これはこれでアリかな、と思った。
花緑さん、どんなお武家になるかと思ったら、完全にバカ殿でした。
次に出てきた志の輔さんが「志村けんが…」と言うくらい。声高いし…。
私は、世間知らずで、しかし決してわがままではない(考えてみたらこれは面白みがないな)という殿様なのが好きなのだけど、バカ殿はバカ殿で面白かった。
「あっ、カエル嫌い。あっち行けっ」とかかわいくて笑えた。あとで昇太さんがそれのマネしたのも笑えた。
しかし一番うけたのは冷めた鯛の「(なんか若者風に。トーン低め)鯛でーす。つーかぁ、検査とかぁ、超訳わかんねぇ」ってやったのがバカ殿とのギャップが大きすぎて、そしてさんの花緑さんもそういうイメージがないから笑えました。
お目当ての志の輔さん、もうこの人、声から好き。知人には声が嫌い、って言われたけど。人それぞれ。
ドラッグストアに買い物に来たおじさんと店員さんの掛け合いの噺なのですが、六人の中で唯一の新作落語でした。
この人の新作は独特の面白さがあって大好きだ!パターンは割りと同じじゃないかという気もするけれど。
マクラで「落語は(座布団と自分を指して)これだけで済むから、こんなにエコな芸はないでしょう」と言ってました。
『風流らくご問答』という対談の本でも言ってらしたのだけど、
「落語は登場人物の会話だけの世界をこちら側(噺家)が勝手にやっている、
それを聴くほうがイマジネーションを働かせて立体的にする。
演者と観客は関係なさそうで、最も深い関係が要求される芸ですよ」って。
なので始めて聴くという人にも分かりやすいように、入っていけるように、というのを考えて作ってらっしゃるそうですが、確かに舞台が身近で情景を想像しやすいと思う。こういう人いるいる、って入りやすい。
まあ、私は新作か古典かっていったら古典のほうが断然好きなんですけどね。
新作はやる人による。
なぜかトリの(たぶんスポンサーがキクチメガネだから)昇太さんも面白かったです。
まさかの古典だったのにびっくりしましたが。
毒舌で出演者の話ばっかりで終わっても満足したかもしれないくらい面白かった。
最後に志の輔さんに「俺たちの悪口ばっかり言って」とか言われてるし。
座布団の前の角を掴んで揺れてたのがかわいかったです。
おっさんなのに…。
泣きべそもかわいかった。泣きながら「ポキッ」って首をポキって曲げるのが、昇太さんっていう感じでした。
昇太さんは今月9日に50歳になられたそうです。
えー。50には見えん。
最後に客席から「嫁貰えよ!」って声がとんでました。ははは。
全体的に噺ちょっと端折りました、なところが物足りなかったのだけど、六人もいれば仕方ないのかな。前座さんとかいなかったし。
CDばっかり聴いてると長い噺も原型だったりするので、そこは落語会に期待しちゃいけないのかもしれない。
こういう大きな落語会はあまり行かないので私の経験不足ですな。
来年はもっといろんな落語会に行くぞ!
Posted by mi☆ at 01:28 | Comments(2)