2009年10月30日

星の王子様

三遊亭圓楽師匠がお亡くなりになりました。
昨日ですね。私はさっき知りました。
お釣りがもらえなかったとか書いてる場合じゃない。

圓楽さんといえば『笑点』の司会者です。
私は長らくテレビを見ない生活をしていたので、司会者が歌丸さんに代わったということを何年も知らなかったのだけど、なんと23年も司会をしてらしたんですね。
今年になって本当に何年ぶりかで笑点を見た時、やっぱり司会は圓楽さんのほうがしっくりくるな、と思いました。どうせ私は時代の移り変わりについていけない古いタイプの人間なのよ。

お若い頃には、7代目立川談志、3代目古今亭志ん朝、5代目春風亭柳朝と共に『四天王』と呼ばれたそうです。(ちなみに柳朝さん没後は8代目橘家圓蔵。)
何で選んだ四天王だろう?顔?人気?勢い?

ちなみにタイトルの「星の王子様」っていうのは圓楽さんの若い頃の愛称。

圓楽さんの落語は6つくらいしか聞いたことがないけど、聞いた中では「中村仲蔵」が好きです。
コレを聞いたおかげで先日の忠臣蔵も五段目がとても楽しみだった。


来年の春に楽太郎さんの6代目圓楽襲名が予定されているので、きっと襲名披露では圓楽さんも口上で上がられるだろうと期待していたのでものすごく残念。
私の残念なんて楽さんの残念に比べれば鼻クソみたいなものだけど。

噺家さんに名司会者というのは褒め言葉にはならないと思うけど、笑点の人気はこの人が作ったようなものだと思う。
引退表明の時も残念だったけれど、亡くなってしまうと、仕方がないことなんだけど、残念では済まない、なんて表現していいかわかんない。
もう、音源でしか、この人の落語は聞けない。


      (三遊亭圓楽特選落語集 第一巻より)


圓楽師匠のご冥福を心よりお祈り申し上げます




  


Posted by mi☆ at 22:21 | Comments(2)